リズムペディア
リズムペディアとは
リズム理論総合リズムペディア.com は、リズムで最も重要な要素であるグルーヴに着目しリズム理論を体系的にまとめたリズムによるリズムに興味がある人の為のリズム演奏者によるリズム理論サイトです。
リズムは、私たちの知覚とコミュニケーションの根幹に深く関わっています ── 音楽、言語、身体表現、文化論、音韻学、認知科学、心理学 ── しかし多くの場合、人はリズムを意識することが出来ません。そんな意識できないリズムをどうやったら定量化（意識）して、理論化（納得）して、習慣化（体得）するか。 リズムペディアは、リズムを単に無目的に理論化するのではなく、飽くまでもどうやったらグルーヴするかを主目的に据え置いて理論化しています。
このリズム理論の核心には、とてもユニークなリズム理論＝縦乗りリズム理論が据え置かれています。縦乗りリズム理論は『日本人は何故全くグルーヴしないのか？』という疑問がきっかけで生まれたユニークな理論です。もともとは音楽がグルーヴする条件を言語化する作り出す目的で作られた理論でしたが、その理論は『日本人は何故英語が聴き取れないのか』という全く違う視点の疑問にも答えを与えることが明らかにしました。 縦乗り理論は、音楽のグルーヴと英語のリスニングの両方が全く共通の原因から始まっていることを明らかにしました ─── つまり、この縦乗りリズム理論を学び体得することで、音楽がグルーヴするだけでなく、英語が聴き取れるようになります。
縦乗りリズム理論が形式知化したものは、様々な応用範囲があります。この理論はグルーヴしない日本人のグルーヴを強化するだけでなく、英語苦手を克服する方法を提供し、更に世界中の全ての人々に、体力や素質によらずにグルーヴする為の方法論を提供します。更に、どうやったらグルーヴしなくなるのか ─── つまり日本語という習得が極めて難しいリズムを習得するにあたり有力な手がかりを与えてくれます。つまり逆に、外国人の直らない外国語訛りを矯正する為の方法論としても応用が効きます。
更に踏み込んで、既存のリズム理論を縦乗りリズム理論を元に再構築しています ─── それがオフビートカウント理論です。
このユニークなリズム理論をここで御紹介致します。
統合グルーヴ理論：
縦乗りリズム理論 (最終更新日 2025/6/1)
日本語を母国語とするミュージシャンならば必ず一度は経験する謎 ─── 「何故日本人はグルーヴしないのか」これは日本人が英語が聴き取れなくなる理由と共通です。 日本語と日本の音楽に潜む『縦乗り』の正体を明らかにし、その影響と限界を科学的・文化的に考察します。オフビートカウント理論 (工事中)
『声を出して英語でカウントする ─── 但しカウントする際に半拍早くカウントする』 ─── というとても単純な実践練習方法で、飛躍的にグルーヴ能力が向上します。たったこの『半拍早く数える』というごく小さな違いのなかに無限の奥行きが存在します。半拍早くカウントするというたったそれだけのことですが、習得にはしばしば１０年以上の長い年月が必要です。オフビートカウントは、日本語のモーラ拍リズムから英語等のストレス拍リズム を習得する為にはどうすればよいかを論理的に考えた結果として考案されました。日本語のモーラ拍リズムの感覚の人にとって、半拍数えるということは驚く程の高い困難が伴います。この困難をどうやったら確実に早く克服するかを考察した結果５つの理論が生まれました。
- オフビートカウントとは
オフビートカウントとは何か ─── オフビートカウントは何故生まれたのでしょうか。オフビートカウント及び、オフビートカウントを構成する５つの理論との関係を説明します。 - 裏拍基軸理論
裏拍・表拍とは何か？何故裏拍と表拍が生まれるのか。そもそも裏拍表拍とは何なのか。これは音韻学の「モーラ拍リズム」「ストレス拍リズム」という発音上のリズム特性と深い関係があります。裏拍と表拍が生まれる理由を言語学的に解析した上で、音韻学を用いて分析した結果生まれた「基軸拍」という概念を通して、グルーヴの本質を多角的に探ります。- ストレス拍リズム発音練習理論
モーラ拍リズム言語を母国語とする人は「子音と母音を区別出来ない」「子音の長さを認識出来ない」「子音が母音に先行することを認識出来ない」この３つの欠落を補うことを主目的として再編された発音練習を行うことで、飛躍的にグルーヴ感が向上します。また同時に英語のリスニング能力も飛躍的に向上します。この練習方法をここで説明します。 - メタディヴィジョン理論
リズムを明確かつ精密に認識するための基礎的な技術──それが「メタディヴィジョン理論」です。この理論はオフビートカウント理論を土台として構築されたものであり、グルーヴ解析に特化した汎用的な時間分割の方法論を提供します。 - 3^nリズム理論
メタディヴィジョン理論を踏まえた上で、拍子やポリリズムの限界を超え、階層的で動的な時間構造を持つ新しいリズム理論を提案します。 - メタディヴィジョン応用
オフビートカウントを実際の様々なジャンルの音楽や民族音楽に現れる複雑なリズムの分析に適用し、練習します。 - 裏拍基軸ポリリズム
これまでのポリリズム解釈は、主に楽典に則って頭合わせ的な視点に基づいて行われてきたことにより、グルーヴ感の再現が困難になるという課題がありました。その結果ポリリズムは「複雑で興味深いが聴覚的な魅力に乏しい」と見なされてしまうことも多かったのではないでしょうか。そこでこのポリリズムの分析方法に基軸拍理論の観点を取り入れた上でオフビートカウントを応用し、ポリリズムを網羅的に再構成することにより、ポリリズムにリズム本来のグルーヴ感を回復する方法論を提示しました。
- ストレス拍リズム発音練習理論
- オフビートカウントとは
言語とリズムの関係 (工事中) 日本語・中国語・英語・アフリカ諸語などに内在するリズム構造の違いを比較し、言語習得・発音・音楽演奏に与える影響を明らかにします。
リズム解析データベース (工事中)
MIDI・音声・映像を用いた実験的リズム解析の記録を公開。 論文、ツール、可視化例などを収録した実践的データアーカイブです。
Rhythmpedia は、ミュージシャン、語学学習者、教育者をはじめ、TOEIC900点を取ったけど全く英語が話せない事に悩む貴方や、英語の壁に苦しむプログラマー、英語論文の執筆に悩む研究者など、縦乗りと横乗りの架け橋になる理論ポータルサイトです。