7月22日の推敲計画
7月19日から7月22日までに明らかになったこと
能動的事前分割主義 (Proactive Divisionism)と受動的事後追随主義(Reactive Appndism )
- そもそも今私が取り扱おうとしている現象は、かつて誰も研究した人がいない分野らしい。なので自分で積極的に現象を分析して命名していかなければ、分析が終わらない。そのことに気付いた記録:
- 事前分割主義(divisism) と 事後付け足し主義(appendism) 日本に帰ってから延々とチンタラチンタラ人の目の前を横切る苛立ちの極みの様な日本人の習性が鼻について仕方がなかったのだが、これが見える人そして何故起こるのかを知っている人はこの世に私しかいない。なら現象を分析し命名するしかない。
- ストレス拍・シラブル拍 事前能動分割主義 (Proactive Divisism ) モーラ拍 事後受動的付け足し主義(Reactive Appndism ) と命名した。
- 命名のアイデア (ストレス拍・モーラ拍) (シゾイドリズム・インテグラルリズム) (分裂拍・堆積拍) (細分拍・積算拍)
- モーラ拍リズム(日本語)のリズムには分割という概念がなく積算という概念のみ持つ ─── ここまで煎じ詰めた。これまで書いた理論も大幅書き換えが必要になった感がある。
- 日本人は弱拍が聴き取れないのではなく、強拍をも聴き取れない。日本人が聴き取れるものは強弱対になった対立拍ではなく、飽くまでも単独で存在する孤立拍だ。それは対にならず分割されない。孤立拍が連続するとそれは西洋音楽の様に分割されず、ただ純粋に積算されていく。
- ここまで来ると、日本人の聴き間違いは「分割しているものを積算していると錯覚する。」「積算として再解釈出来ないリズムを聴くとロストする。」という東京のセッション屋さんでよく見かける情景に対する非常によい説明が出来る。
- オフビートカウントは、積算するリズム解釈(これまで縦乗りと呼んでいたリズム)を分割するリズム解釈(これまで横乗りと呼んでいたリズム)で再解釈するトレーニングと説明できる。
- まとめ
- 英語:
- 弱拍・強拍 → 分裂拍
- →能動的事前細分主義
- 弱拍・強拍 → 分裂拍
- 日本語:
- 孤立拍・連続孤立拍 → 堆積拍
- → 受動的事後追随主義
- → 受動的事後追随主義
- 孤立拍・連続孤立拍 → 堆積拍
- 英語の拍は細分化されて増える。
- 日本語の拍は付け足されて増えていく。
- 英語:
孤立拍関連
- モーラ拍は1拍しかないのでリズムを持たないという説に到達した。
- 日本語(モーラ拍)は1音節1拍しか持たないが、英語ドイツ語等々(ストレス拍)やスペイン語フランス語等々(シラブル拍)は1音節に2拍が割り当てられている為に弱拍強拍がある。だから日本人は1音節に1拍以上あることが前提の概念である弱拍強拍が認識出来ない。
- ストレス拍・シラブル拍 → 弱拍・強拍 || モーラ拍→ 孤立拍
- 『日本語には裏拍がないのではなくそもそも表拍もない。』 ─── 『日本語の独立拍』と『英語の表拍』は全く違う概念だという事を加味しつつ説明する。
- 【強拍は可動でありかつ可変長である】裏拍の位置が固定であるの対極に表拍の位置は可動であるという説明がこれまでされてきた。しかしこれだけでは実は不十分だった。裏拍は可変長である点まで指摘しなければいけない。これはストレス拍が可変長である事と対応している。
- 英語での頭合わせと日本語の頭合わせは異なる概念ということをどうやったら説明できるかを考え始めた記録:
- 日本語に交互という概念がない…というよりも、英語に同時という概念がないという方がより本質を言い当てている。つまりある拍とある拍が同時に鳴ると邦楽の縦乗り的な響きを帯びてくる。
- ソリトンという用語がある ─── 日本語では孤立波と呼ばれている。 これにちなんで日本語の拍の概念を『孤立拍』と呼ぶというアイデアを思いついた。
レイドバックの説明
- 後ろの裏拍を説明する必要性がある。そのためには 3^n リズム理論を経過する必要がある。
- メタディヴィジョン理論を使ってもイーブン(1/8 や1/4) の認識ではドラッギング(レイドバック)が認識出来ない。何故なら 1/8 等の2nの音価の世界には『後ろの裏拍』が存在しないからだ。3n で考えない限り『後ろの裏拍』を説明出来ない。
- 【横乗り基礎】1. 弱拍から入る。2. 弱拍から入らない時は弱拍でゴーストノートを入れ必ずレイドバックする。→縦乗りの本質は弱拍が先行しない事より、強拍にレイドバックがつかないことにある。強拍レイドバックをつける為には弱拍位置が安定している必要がある。
- 日本人は裏拍が理解できないのでは決してなく、実は表拍も理解できない。このことは日本人がレイドバックが理解できないという観測から導出出来る。そもそも弱拍強拍という音楽的な概念が存在すること自体が認識出来ない。裏拍が先行しMOP原則によって表拍がやや後ろに下がるというリズムの原則自体が認識出来ない。日本人が思う表拍は表拍ではない。つまり、そもそも裏拍表拍という概念自体を持っていない。
- 日本語(演歌)のレイドバックと英語(ジャズ)のレイドバックは似ているが異なる概念だ。日本語のレイドバックは孤立拍を基準として自由に遅れる為、裏拍も同時に遅れる。英語のレイドバックは裏拍を基準に遅れるので裏拍は移動しない。つまり裏拍が移動すると縦乗りになる。
詩吟との関連
- これまでに構築してきた理論と詩吟の理論の多くの要素が一致している事を認識した。
- 1. 1950年に日本語のリズムのなさという概念を Bernard Bloch が論文で言及しているらしい。 2.英語の詩吟の理論は、そのままジャズのリズム理論と一致する。 unstressed 弱拍/ stressed 強拍 = 尻合わせ Iambic 頭合わせ Trochaic
- ジャズのリズム理論と Poetry の Metric Pattern には多くの共通点がある。
- 詩吟の形式には - Iambic (弱強) - Trochaic (強弱) - Anapestic (弱弱強) - Dactylic (強弱弱)等々がある。
- Buttnics に Iambic が登場していることを認識した。
- Beavis and Butt-Head のエピソード「Buttnics 」主人公 Beavis と Butt-Headが、叫ぶ詩人の会に乱入し人々を大混乱に陥れる。この冒頭の詩人が読み上げる詩が iambic 形式。Poetry のリズム理論には、ジャズのリズム理論と多くの共通点がある。
- リズム理論から見ると、リズムは強弱・弱強だけではなくたくさんあると解釈できる。
- ガンジーはADD に Trochaic が登場する。
- きちんと「アクセント」を定義して説明する必要がある。日本語での「アクセント」は英語での「アクセント」と違って、意味が厳密に決まっていない。
- そもそも日本人が「アクセント」と言っているものは、全てアクセントではない。音の高低としか思っていない。→ ここから日本語の語学用語の全ての混乱が始まっている。→ この認識を共有する必要がある。 アクセントは、リズムの話で長さの話で、短縮と伸長がなければ、それはアクセントではない。
- Metric Foot 詩吟上の音節単位 ─── 音楽の弱拍強拍で1まとまりの単位を表す物で、3連符の他の弱弱強などのパターンも表すことが出来る。
- 弱拍強拍でワンセットの音符だと思っていたのだが、この事を英語の詩吟用語でフットと言うらしい。私がジャズのリズムで見つけていたものは全て英語の詩吟用語で説明されている。 Scansion 101 とは
- 弱拍=短く弱い不定期な音符(unstressed) 強拍=長く強い定期的な音符(stressed) これはストレス拍言語の音韻構造そのものだ。 そして1フットは強弱・弱強だけではなく、3つ組み合わせ4つ組み合わせのものもある。
- 英語の詩吟用語のフットと音符の関係でもっと直接的な説明を見つけた。 ブリタニカ辞典 https://britannica.com/art/rhythm-mus
追従・追随・付け足し・後付け・追加
【ライム=英語の俳句】英語の発音構造の基礎(MOP・リンキング・ストレス拍の当時性原理等々)が全て含まれている。このリズムの全パターンを最初に丸暗記してしまえば、英語は耳から入ってくる様になり、ぼんやり映画等々を見ているだけでボキャブラリが増えるようになる。 https://x.com/ats4u/status/1947744262063591565
つまり音楽のグルーヴの練習は、ストレス拍リズムの練習そのもので、英語の発音練習そのものだ。「英語の発音練習の必勝法はシャドーイング」といって目的の定かでない非合理な練習を強制するのではなく、きちんと弱拍が前にあることを意識させ最も簡単な数字の発音から練習すれば誰でも必ず出来る。 https://x.com/ats4u/status/1947786660533727318
7月22日の推敲計画
- 音節核と頭子音の位置関係が弱拍強拍の順序を決める
- Onset Structuring Axis (OSA), 頭子音構成軸?
律動 的頭子音最大化原則(RMOP) → ストレス拍律動 的頭子音最小化原則(RMiOP) → モーラ拍
- Onset Structuring Axis (OSA), 頭子音構成軸?
これが 能動的事前分割主義と受動的事後追随主義 に繋がる。
- 音節核と頭子音の位置関係が弱拍強拍の順序を決める
- Onset Structuring Axis (OSA), 頭子音構成軸
律動 的頭子音最大化原則(RMOP) → ストレス拍- 能動的事前分割主義 ( Proactive Divisionism )
律動 的頭子音最小化原則(RMiOP) → モーラ拍- 受動的事後追随主義 ( Reactive Appendism )
- Onset Structuring Axis (OSA), 頭子音構成軸
03:50:03 メモを作成します。
- 現状
- そもそも弱拍と強拍の定義を始めた理由は、何故弱拍が先になるべき理由を定義するためだった。
- しかし Rhyme を見つけたことにより、強拍弱拍の前後関係だけでなく弱弱強や強弱弱などの、更に複雑なパターンについても理由を定義できる見込みになった
- 更に日本語は弱拍でも強拍でもない孤立拍という分割されない拍の認識だという定義が発明された。
- 分析
- Metre が見つかったこと、及び孤立拍が発明されたことにより、これまで書いた強拍弱拍の定義がほぼ全て不要になった。
- 影響
- Metre に関する章をひとつ追加する。
- 孤立拍を追加する。
- 裏拍が先という言葉の意味を書く
- 拍位置の予想をすると裏拍が先に来るように聴こえる。
- 拍位置の予想をしないと裏拍が後ろに来る様に聴こえる。
2025/07/27 00:59:24 メモ
- 孤立拍 (solirhythmos)
- *→ 縦乗り
- 単独拍で強弱がない
- *→ 縦乗り
- 分裂拍 (schizorhythmos)
- →横乗り
- 連鎖拍で強弱がある
- →横乗り
気付いた点 * 孤立拍の頭合わせと分裂拍の頭合わせは異なる。つまり頭合わせ尻合わせは、縦乗り横乗りと無関係である。 * 基軸という考え自体が既に孤立拍に含まれる概念。孤立拍では起点が一つしかない。分裂拍では起点が必ず2つ以上あり基軸は中間点にある。つまり常にずれの存在が前提されている。分裂拍では、重なるのではなく交互に配置する事が前提となっている。孤立拍では、重なる事が前提となっており、起点がひとつしかない。
2025/07/29 14:14:44 メモ
日本人は時間を分割するという感覚のない孤立拍律動という時間感覚を持っている。しかしジャズなどの米国発祥音楽は時間を分割する分裂拍律動に根ざしてリズムが構築されている為、孤立拍律動で演奏すると感覚の齟齬が起こる。
声出しオフビートカウントをしながら演奏することで分裂拍律動に移行することを余儀なくされる。孤立拍律動と分裂拍律動の間に生じるこの齟齬はオフビートカウントによって強制的に解決される。
何故日本人は弱拍が聴き取れないのか
何故日本人は弱拍が聴き取れないのか。日本人は弱拍が強拍に含まれると感じている。
2025/07/30 06:10:53 メモ
- beat-orientation-3 を撮影して動画を作成する。
- beat-orientation-3 を 多層弱拍先行と尻合わせに組み込む。
- マクロディヴィジョンとマイクロディヴィジョンについて説明する。
- 弱拍地動説について説明する。
- ここにある推敲計画2つをこのメモに統合する。恐らく既にまとめた筈だが確認する。
2025/08/01 12:42:25 メモ
- 数日前に聴いた曲の名前を調べる
- → コルトレーンの Melodic Minor スケールを使ったベースソロが入る曲で恐らくアセンションの中の一曲
- → コルトレーンの演奏バラード曲のなかでこの数日に聴いたものをリストアップする。
2025/08/05 05:06:16 分散グルーヴ(Distributed Groove)という名称に決定した
分散グルーヴ(Distributed Groove)という名称に決定した。 関連するChatGPT Chat
2025/08/05 13:51:20 メモ
- 読むべき資料がある場所
- 読むべき資料が多く、ある場所がバラバラなのですぐに忘れてしまう。
オフビートカウントの章で尻合わせで読む重要性について説明する必要がある。
2025/08/07 07:12:22 メモを作成します。
- 縦乗りを克服しようの書評
- オフビートカウント
- オフビートカウントの初歩を写す
- カウントの重要性部分を写す
- これまでに作成した教科書